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技能者紹介

1978年入社
金型製造課
S.T

仕事内容について教えてください。

精密な治具・金型を作る為の研削加工をしています。
加工物各部の面精度・寸法・6面の直角度・平行度を確実かつ正確に出すことが可能な砥石を使用した研削盤で、高精度な基本形状の仕上げ加工を行い、この基本・基準が出来ているワーク(加工対象物)に対して、基準より加工を加えて溝・テーパー・R加工などを行っています。
ワークに当たる砥石のわずかな感覚を頼りに金属面に極限の仕上げ行う、豊富な経験と知識で砥石を操る技が必要な仕事です。

業務をしている上で大切にしていることを教えてください。

精度を支えるのは工作機械自体の精度を超えた加工者の目・耳・指先の感覚による加工経験です。加工中でも小さな異変をとらえ、即時に精度維持・スピードアップへの手を打ち、納得行く加工精度を追求しています。

どのようなときにやりがいを感じますか?

長年の経験を活かし五感を使って機械精度と向き合いながら要求精度をクリア出来、自らが納得出来る高精度な仕上がりを達成出来たときです。

若手を育てる際に工夫していることを教えてください。

精密研削加工では6面の直角度・平行度が基本です。妥協無き精度追求を教育の根幹とし、基礎を大切に、いつ、誰が、何度やっても同じ品質を保持出来るように指導しています。失敗を恐れず極限までの加工をする体験型教育による早期スキルアップも実施しています。

今後のキャリアや目標について教えてください。

長年の経験を活かし生産性の向上・品質の安定・高難易度の要求精度へのチャレンジをして行きたいです。